羽毛の選び方 "必ず"おさえておきたい7つのポイント

初めに
当店では羽毛布団を販売するにあたり、仕入れの際、ラベルなどは見ずにまず、おふとんをかぶって寝心地を確かめています。 寝返りなどを試して羽毛布団のフィット感により、その価格帯にふさわしいか確認しています。
その後、羽毛のニオイや産地、ダウンパワーなど様々なチェックを行い、羽毛布団に使用されている側生地の触れ心地や、裏生地に化学繊維が使われていないか などの細かなチェックもしていきます。

当店ではリピーターのお客様が多いため、前と同レベルの商品を提供できるように努めています。
様々な羽毛布団を試しにかぶり感覚で選ぶことは、一般のお客様にはなかなか困難なことです。 そこで当店の考える、羽毛布団を選ぶ際、失敗しないための"必ず"おさえておきたい7つのポイントを、 ご紹介していきたいと思います。

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ポイント1 値段から考える良い羽毛布団

よく「この羽毛布団良いの?」など質問される方も多いかと思いますが、 「良いという基準」は使い方、寝ごこち感も含め、人によって様々となります。
ですが多くの方場合、「良いの基準」は、 現在ご自身の使用しているお布団になってくるのではと思います。

●初めて羽毛布団をお使いになる方の場合
羽毛布団はフィット感がかなり重要となりますので、やわらかくふっくら感があり、 動物性の臭いも少ないグースダウンの商品をオススメします。

●掛布団に適度な重量をお求めの方の場合
重いお布団がお好きな方や、化繊毛布と羽毛布団を併用されるのがお好きな方には、 羽毛布団の臭いが気にならないのであれば、鳥の種類はダックダウンでも良いかと思います。

●羽毛布団の買い替えをお考えの方の場合
現在の市場では安価な羽毛布団もよく目にするようになり、昔に比べて安くなった!とお思いの方も多いと思いますが、 それは品質を落とし、安く販売できる商品がたくさん出回っているようになっているだけで、羽毛の市場自体は数年前と比べ、 値段は少し高くなっています。
特に、メーカーさんの看板商品であるブライダル商品のような、リピーターファンが多い羽毛布団などは、 材料にこだわり、 同じ品質の商品を提供するために、 その時の市場の影響を受けやすく価格は変動していきます。

※買い替えをお値段から考える場合は、 現在使用しているお布団の購入金額から考えて購入予算を検討することをオススメします。

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ポイント2 メーカーから選ぶ良い羽毛布団

一昔前は、日本で有名な大手メーカーの商品なら安くても安心といった風潮でした。 それが時代の流れにより大手メーカーでさえも、ホームセンター用の工場・量販店用の工場や百貨店・ブライダル用の工場等々用途によって工場を使い分けています。 そこで見るべきポイントはメーカーとその工場を2個セットで注目したほうが良いです。

●なぜ工場も注目するのか
メーカーは独自の厳しい基準を持っていますが、製品を作る工場それぞれにも基準があります。 取り扱う材料の基準もそうですが、製造する縫製の職人さんの技術も大きく違います。
当店では、良い材料を使ったものに関しては、技術能力の高い職人さんが働いている、 ブライダル用品を作っている工場にお願いするようにしています。
もちろんその場合は、加工代も通常の工場よりもコストは高くつきますが、 良いものを作るためには、職人さんの技術も欠かしてはならない不可欠な要素です。

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ポイント3 さわってわかる側生地の品質

まず触ってください!
羽毛布団といえば、ついつい中身のほうに目がいきがちですが、側生地も大変重要です。 ダウンが良質なものでも側生地がダウン相応のものでなければ、 ダウンの良さを殺してしまい、せっかくの良質のダウンも宝の持ち腐れになってしまいます。
羽毛布団の側生地選びで重要なのは、軽さとやわらかさ、そして一番重要なのが吸湿性と通気性です。

さわってみるポイントとしては、羽毛布団の端(首が当たる部分)を触ってみてください。

●軽量タイプ生地(ポリエステル100%・ポリエステル、綿混合)
ポリエステル生地はやわらかくツルツルすべすべとした肌さわりが特徴です。 (しかし乾燥肌の方などは水分がとられるような感覚がわかる人もいるかもしれません)
ポリエステル生地は軽いのですが通気性がイマイチです。 布団のカドの部分に入っている羽毛の量が極端に少なくなっているものは、避けたほうがいいでしょう。

●綿100%(天然素材)
綿100%の肌ざわりはガサガサゴワゴワしたものから、とてもソフトでしなやかなものまで幅広いです。 それは使用されている糸の太さや織り方によって変わってきます。 (ガサガサゴワゴワしたものは眠るとき気になる人は気になるかもしれません)
ですが綿100%すべてに共通しているのは通気性は非常に優れている点です。

※軽さを最重要視するのであれば軽量タイプのポリエステル生地も良いですが、 羽毛の特性を生かしたいのであれば綿100%の生地を選ぶことをオススメします。
良い羽毛布団を選ぶ基準として通気性に優れており、 やわらかで体にもフィットしやすい60サテン以上の超長綿の生地をオススメします。

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ポイント4 におってわかる原毛の品質

まず匂いを嗅いでみてください!
羽毛布団は動物性の商品なので無臭ではありません。 しかし悪い羽毛は臭いのです!ですので「うわっ!くさっ!(>_<)」と感じる商品は避けてください。 通気性の悪いポリエステルの生地を使っているにもかかわらず「うわっ!くさっ!(>_<)」と感じるものはもっと避けてください。 それだけで粗悪な商品は回避できます。 (雨が続いた日や夏場などの湿気の多い時期はより臭うことがあります)

●鳥の種類
羽毛布団によく表記されている種類の表示としては、ダック、マザーダック、グース、マザーグースがあります。
ダックに比べグースのほうが体が大きいため、 大きめのダウンが採取しやすいです。 またダックは雑食に対しグースは草食なので動物性の臭いもグースのほうが少ないです。
一般的にダック<グース<マザーグースですが育て方等も関係しますので盲目的に上記の基準を信頼しないでください。

●鳥の原産地
羽毛の原産地は寒い国が主になります。
良質な羽毛の原産地として有名なのは北欧や東欧の国、特にポーランド、ハンガリー、ロシアなどは有名です。 ですが当店では生産地よりも鳥の毛を刈る時期のほうが重要と考えています。 なぜなら暖かい時期だけを越した鳥よりも厳寒の地で寒い時期を乗り越え、 たくましく育った鳥ほど良質な羽毛を採取できます。 大きく成熟させ、密度がしっかりした羽毛でなければ、 水鳥自身の体温を厳しい冬の寒さから守ることはできないからです。

※メーカーカタログを見てもわかるように、 今も昔も優秀な羽毛布団はグース、マザーグースが主となります。 なぜならダウンの大きさもさることながら、ダックよりもダウンがやわらかくより体に密着し、 体によくフィットしてくれやすいグース・マザーグースダウンをオススメします。

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ポイント5 プロはココを見る!ダウンの品質

羽毛布団の品質を見極めるうえで非常に重要なポイントになるのが洗浄です。 なぜなら洗浄での精度が本物の商品と見せかけの商品かを分けることになるからです。

羽毛の原毛は洗浄をかければかけるほど上記画像のような小さな毛や汚れなどの不純物を洗い流し、 より衛生的な羽毛になります。 またそうすることによって、汚れとともに強度の弱い羽毛は千切れてなくなっていき、 小さくなっていきます。 その中で生き残った羽毛は、 暖かく千切れにい寿命の長い羽毛布団ができます。
逆に洗浄を減らすと、上記画像のような不純物が残っている羽毛は、かさ高は出るが暖かくなく、 すぐにヘタる寿命の短い羽毛布団ができます。

また洗浄する回数も重要ですが精度も重要ですので洗浄する水や工場も大切になってきます。 当店が国内洗浄で注目している有名工場などは、 わざわざ水の綺麗な場所を選んで工場を建てたほどです。

※洗浄は目に見えない部分ですが、良い羽毛布団には一番重要な工程です。
本物の商品には見えない部分にもキチンと手間をかけますが、 見せかけだけの商品に見えない部分の手間はかけないので、そういう商品ほどラベルの数値や、 産地などを特に強調しがちになってしまいます。

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ポイント6 あなたのタイプは?キルトの種類

羽毛にはさまざまな種類のキルティングがあり、それぞれ特徴があります。 そのなかでもよく目にされるキルトの種類は立体キルト二層キルト(ツインキルト)が よく見られると思います。 どちらがいいの?と聞かれますと、それぞれに特徴があるためご自身に合ったほうを選ばれると良いでしょう。

●立体キルトの特徴

羽毛の暖かさと軽さを活かす元来からある最もスタンダードでポピュラーなのがこの立体キルトタイプ。
羽毛が全面に行き渡るようにしてあるので均一性を保ち熱が逃げるのを防ぎます。フィット感も十分です。
アイダーダウンなどの最高品質のダウンを使用する際には、あえて特性を存分に発揮できる立体キルトにする場合が多いです。
コチラの立体キルトは、寝返りがしやすいので、軽い羽毛布団をお求めの方にオススメです。

●二層キルト(ツインキルト)の特徴

表生地と裏生地の間に生地を一枚いれ上下2層にしたキルト方法です。 また上下でキルティングをずらしているので羽毛の偏りをより軽減してくれます。
立体キルトに比べ生地が一枚多い分、少し重くなりますが、ツインキルトのほうがかさ高がでやすく、 フィット感もより体にぴったりとしてくれるのでより暖かく使っていただけます。 最近の流行のキルトタイプです。
コチラの二層キルトは、羽毛がより偏りにくいので肩口が寒がりな方にオススメです。

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ポイント7 ここは気になる?羽毛布団の寿命

羽毛布団の中身の羽毛は良い物であれば50年は使えるといわれているものもあります。 羽毛布団の側生地もこだわった強度な側生地だと10年〜15年ぐらい使っていけるものもあります。
また、側生地が破れてきても、良い羽毛の場合は捨てるのではなくリフレッシュ(打ち直し)することをオススメします。 すると新たに購入するよりも安い金額で羽毛布団が甦ります。 使い方によりますが、良い羽毛布団の場合2回リフレッシュされる方もいらっしゃいます。

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最後に

羽毛布団は高額なのに非常に透明性の少ない商品なので選び方がとても難しいと思います。 本当はお店で自分の目で見て、臭いをかいだり、手で触ったり、お布団を着させてもらい、 スタッフの説明を聞いて信頼できるお店で購入をされることをオススメします。
この度、当店でもwebでいろいろな情報を掲載させて頂いてますが、 活字なので良いところも悪いところもすべてがうまく伝わらないことをお詫びします。
もし当店での商品のご購入を検討されているお客様で、 疑問に感じることや聞いておきたいことがありましたらお気軽にお問合せくださいませ。